性別:男
大学卒業後、金融系のシステムエンジニアとしてIT企業に勤務。2005年にCFP資格を取得。
セミナーや相談会等のファイナンシャルプランニングを開始、2012年にライフプランニングカウンセラーとして独立。
クライアントのキャリアとライフを両立させるべく、ライフプラン・金融・証券・保険・年金・ローン・不動産・相続・税金に関する知識をもとに的確なアドバイスを提案する。
SMBCモビットの金利を他社カードローンと比較してみる
消費者金融系カードローンとしても人気の名高いSMBCモビットは、申し込みから契約までをネットから完結して行えるのが魅力の1つであり、電話連絡や郵送物なしで利用ができることも利用価値の高いカードローンであると言えます。
そんなモビットですが、利用をする前に金利面に関しても理解をしておく必要があります。
モビットの金利面はどのような形になっているのか、他社カードローンとの比較などを交えながらご紹介をしていきたいと思います。
SMBCモビットの金利は最大18.0%と消費者金融では一般的
利用対象者 | 満20歳~74歳の定期的収入のある方(※1) |
---|---|
実質年利 | 3.0%~18.0% |
限度額 | 最大800万円 |
最短融資 | 最短即日での融資 |
無利息 | 無し |
※1:収入が年金のみの方はお申込不可
モビットの基本情報は上記のような形となっております。
大きな特徴としては限度額が800万円と高いところですね。
金利面は最大で18.0%となっております。
消費者金融系としては普通
このモビットの18.0%という数字は、カードローンの中では高い方なのか低い方なのかを検証していきましょう。
まずは同じ消費者金融系カードローンと比べていきたいと思います。
カードローン名 | 金利 |
---|---|
SMBCモビット | 3.0%~18.0% |
プロミス | 4.5%~17.8% |
アイフル | 4.5%~18.0% |
アコム | 3.0%~18.0% |
大手消費者金融系カードローンの金利は上記のような形となっております。
見て頂ければわかる通り、モビットを含めたほとんどの消費者金融系カードローンが18.0%に近い数字での金利設定となっていることがわかります。
モビットは消費者金融系カードローンの中では一般的な金利設定であることがわかりますね。
貸金業法の最大設定金利
なぜ消費者金融系のカードローンの上限金利は18.0%のところが多いのか。
これは消費者金融などの金融業者に適用されている貸金業法に関係があります。
カードローンをあまり利用したことがない人は、消費者金融と聞いてあまり良いイメージを持たない方も多いです。
確かに以前までは高金利貸しと呼ばれるのが当たり前に行われており、そういった高金利貸しを行っていたのが消費者金融でした。
しかし貸金業法の改定により、年率18.0%以上での貸し付けをすることができないように定められ、消費者金融として18.0%以上の金利を設定することはできなくなったのです。
そのため最大の金利である18.0%を設定しているところが多いのです。
SMBCモビットの最低金利3.0%について
あまりカードローンについて詳しくない方は、この最低金利と最高金利についても分からないところもあると思いますので、注意しておくべきポイントをご紹介しておきます。
最高金利をチェックしよう
まず金利を見比べる際に見るポイントは、最低金利ではなく最高金利であることを覚えておきましょう。
モビットと契約をした際には、3.0%~18.0%の間で利率が決定しますが、3.0%になることはまずないと考えて良いです。
この利率の決定は、審査により決まる限度額の大きさや利用実績などが関係してきます。
モビットであれば3.0%の利率で借り入れを行うためには、最大に近い限度額を設定してもらう必要があります。
初めての利用をする方が800万円の限度額を貰うことはなかなか難しいです。
はじめはモビット側も様子を見るため、大きくもらえても100万円くらいになるでしょう。
そのため金利に関しても最大に近い金利で適用されることになります。
ここで総量規制も知っておこう
この限度額による適用利率の問題ですが、モビットに関しては総量規制という決まりも絡んできます。
総量規制とは、先ほどもご紹介した貸金業法で定められている法律で、年収の3分の1以上の金額を貸し付けてはいけないと定められているルールです。
これによりモビットで借りられる最大金額は、申請者の年収の3分の1以下に限定されてしまう形となります。
もしモビットで3.0%の利率で借り入れを行いたい場合には、最大限度額を貰わないといけないので、単純計算で2400万円の年収がないといけません。
中には利用できる方もいるかもしれませんが、一般的に考えるとなかなか手が届きにくい数字なのですよね。
銀行系カードローンとも金利を比べてみました
カードローン名 | 金利 |
---|---|
SMBCモビット | 3.0%~18.0% |
三井住友銀行カードローン | 4.5%~14.5% |
バンクイック | 1.8%~14.6% |
レイク | 4.5%~18.0% |
ソニー銀行カードローン | 2.5%~13.8% |
銀行系のほうが低い設定
銀行系カードローンと比べてみると、モビットの金利は高めに設定されていることが分かります。
レイクを除いた三井住友銀行カードローン、バンクイック、ソニー銀行カードローンは13%~15%くらいの間で金利設定がされており、モビットと比べると3%~4%程度低く設定されていますね。
銀行系カードローンはモビットなどの消費者金融系カードローンと比べると、大きな金額を貸し付けすることも視野に入れており、利息負担を低くして、大きな貸し付けを行うことも目的としています。
そのため金利を予め低く設定し借り入れへのハードルを低くしているのです。
総量規制の対象にもなりませんので、大きな借り入れに向いていることが分かりますね。
審査のハードルが上がる
各カードローンにおいて審査の基準は変わりますので一概に言うことはできませんが、金利などが優遇される分、銀行系カードローンのほうが審査の基準が高く設定されていると言われています。
その点、モビットなど消費者金融系カードローンは、銀行カードローンよりほんの少し割高な分、様々な人の申込みに対して柔軟に対応しているのです。
まとめ
*SMBCモビットの金利は3.0%~18.0%*般的な消費者金融系カードローンの金利設定*金利は最低ではなく、最高を見ていこう*最大でも年収の3分の1しか借りられない*モビットよりも銀行系カードローンのほうが低い設定
契約手続きも簡単なモビットは小規模融資に向いているカードローンですので、ちょっとした借り入れなどには最適なカードローンですよ!